 |
何でもそうかもしれませんが我々はより遠い処にこそ何かがあると思いがちです。釣りをしていて、投げて届かない。そのもう少し先に届けばと思います。近所に大きな美しい公園があります。秋は紅葉、春は桜、でも地元はもっと遠くの公園に行きたがる。だからこの近くの公園には遠くから大勢やってくる。気持ちは解ります。遠くに行くとはるばるやってきた感があります。その地特有の物もあります。
でも、海なら遠くにある海も近くにある海も同じ海があります。海から見た景色は多少は違いますが、海に居る限りはそう違わない。ただ、丘にあがると違うのは違う。だからそれは旅の情緒なんだろうと思います。それを楽しむのもおおいにありですが、これは旅の楽しみであってセーリングだったら海は海なのです。
もちろん細かく言えば海から見た風景は違うし、潮の流れが違ったりいろいろあるのはありますが、セーリングするんだったらやっぱり同じ海です。
セーリングは近場で遠くには旅として楽しむ。遠くへはそうしょっちゅうは行けないので、日常的にはセーリングしてたまに旅を楽しむというやり方です。このふたつは異なる乗り方なので乗り手側の気持ちが最初から違いますので気持ちを切り替えてという事になり、そうすると準備も違ってきます。
それで近場の5マイル、10マイルをセーリングして、それ以上なら泊まりで旅として楽しむ。この両方を使い分けてと考えます。それで日常のセーリングを考えるとある程度は速く走れる方が面白い。一方旅はと言いますとエンジンで行くのでセーリングはあまり考えないでも良い。もちろん行った先でセーリングを楽しむというのもありですね。
ここで言う旅は近場の旅です。それ以上はどんなに遠くへ行こうが自由なので、そうなるとまた話は違ってきます。本当の外洋に行くならそれなりに耐えうる外洋艇が必要になります。何しろ海が時化ても、台風が来ても逃げ込む港なんか無いわけですから。まあ、本当に外洋にまで出る方々はそう多くは無いとは思いますが、それに外洋まで行く方は本格的な旅で長期間陸にも寄らないわけですからエンジンなんか使わないし、そういう方々は既に海の事、ヨットの事、いろいろ精通されていますから、ここでとやかく言う必要は無いと思います。
でも、殆どの方々は遠くと言っても沿岸が殆どだと思います。ですからエンジンを使うし、時にセールも使うと思いますが主にはエンジンだろうと思います。旅は行く先々に寄りながらその地の情緒を味わう。とても良いものだと思います。ただそれには数週間、数か月の時間を費やす。そういう時間の余裕がある事で味わえる特別感がありますね。
|
|