第七十二話 我々日本人のスタイル

   
   

ヨットに泊まらなくても良い。無理して遠くに旅しなくても良い。我々はもっと近場に目を向けるべきだと思います。それが我々の主流になっても良いぐらいだと思います。ヨットに来てヨットを出さなくてもお茶するだけでも、昼寝するだけでも、読書だけでも良い。近場でできる事はたくさんあります。より多くヨットに接したくなる様にする事が大事だと思います。

まずピクニックです。ひとりでも誰かを誘ってもピクニックして海を楽しむ。これは天候さえ許せばしょっちゅうできます。家族を誘って、友人を誘って楽しい海の航海を得る。たまにはちょっと足を延ばしてどこかに寄る事もある。もっと足を延ばして一泊か二泊程度を考えても良い。これだって年間を考えれば何度も行けます。さらにこれに加えてセーリングを充実させる事を推奨致します。

ピクニックと近場への旅は楽しさを求めます。でもセーリングには面白さを求める。これらをミックスして、その時々の事情と自分の気分で使い分けていく。それが良いのではないでしょうか?如何でしょうか?
昔からこのスタイルをお勧めしてきましたが多くの方々はキャビンの魅力に取りつかれています。だからクルージング艇の販売営業スタイルはキャビンを猛烈にアピールしてくる。でも、日本人のスタイルに別荘的使い方は無い。或いはロングクルージングでも無い(少数派という意味です)。

美しくデザインされたデイセーラーを気軽に乗りこなす。ピクニックでもセーリングでも近場のクルージングでも近場でできる事は面白ければ何だってやります。気軽にすぐできるという事はすぐに中止もできる。これもメリットです。遠くを走っていると時化てきたから中止するなんてできません。まあ、これもクルージングの醍醐味のひとつかもしれませんが。そんな辛さを乗り越えてというのも良い経験にはなるとは思いますが、そんなのまっぴらなら近場が良い。半径10マイル、50マイル、100マイル以内とかそれぞれの範囲で考える。

写真はイーグル38デイセーラーです。ピクニック良し、セーリング性能はもちろん良し、クルージングの泊まりならキャビンは3人が寝れる広さです。プラス子供ひとりかな。大人数で乗るヨットではない。この先何十年経っても古さを感じさせない洗練されたクラシックデザインです。


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