第六十六話 自分の腕を楽しむ



      
今日、ヨットにはいろんな装備がなされ便利になってきました。ですから、もっと乗る機会が増えて、もっと楽しめるようになるはずです。 ところが、アメリカの雑誌にも書いてありましたが、どういうわけか、みんな以前よりもっと忙しくなってきている。 もちろん、引退した方々は別でしょうが。

そこで、注目を浴びてくるのがデイセーリングです。 これは何もデイセーラーに限定するわけでも無く、日常的に短時間でもセーリングを楽しむ事。これなら、時間もそう必要無い。その日一日の事ですから、週末の一日で良い事になります。 或いは、日の長い夏なら夕方からのセーリングもあります。

2〜3時間のセーリングをより楽しむのは、やはりセーリングにおける自分の腕です。 徐々に、自分のヨットが解ってきて、セーリングが解ってきて、そして自分の腕も上手くなって行く。 そういうセーリングの変化のプロセスを楽しむ事ができます。 上手くなるってやっぱり面白いですよね。 解ってくるって嬉しいです。 どんなに小さな事でも、気づくとやっぱり楽しくなります。

短い時間で楽しめるというのは、結構気楽になれます。 その時間で本気セーリングする事もあるし、奥さんとデートセーリングもあるだろうし、友人とのピクニック或いはダブルハンドの本気セーリングもある。
一週間とか二週間とかの旅も良いでしょうが、日常的に2〜3時間のセーリングを軸に考えると、構える事も無く、気軽にヨットと付き合えます。

        

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