第八十三話 アルコナ370
先日、アルコナ370を納艇してきました。このヨットはロングクルージングができる船体強度やキャビンの広さを持ちながら、セーリングを重視しているヨットです。中も外も、きちっと建造されています。使い方として考えるに、日常的にはもちろんセーリングを楽しむ事が主体となり、そして、たまに行くロングクルージングを楽しむという事になります。 メインシートトラベラーはもちろんコクピットのステアリングホィールのすぐ前。ホィールはダブルスポークでちょっとお洒落だし、がちっとついてぐらつきは無い。しかも軽いです。セールは106%ジブとフルバテンメインで、UKのカーボンテープドライブと、セーリング重視。 内装だってきちんと作り込んである。床下なんかFRPモールドは全然使っていない。強度バッチリ そして走るヨット。それがこのヨット。特にフリーは速い。新しいヨットですから、もちろん慣れは必要です。でも、一旦、馴染み感が出てきたら、実に楽しんでいただけると思います。 元々、シングルハンド用ではありませんが、オーナーはこれをシングルでと考えられている。もちろん、オートパイロットを利用するわけですが、或は、奥様、舵をどうぞ!てな具合かな。 奥様にも少し舵に慣れて頂ければ、ご夫婦で十分に帆走を楽しめるだろうし、ロングのクルージングも楽しめる。一挙両得のヨットです。だから、デイセーラー以外で、唯一取り扱いをしています。 |