第二十七話 ここまで来たか

モダン系デザインの方が、クラシック系より速いとか書きましたが、今度は、クラシック系デザインなのですが、船体をオールカーボンで建造、36フィートもあるのに、わずか1,650kgの重量という、とっても軽いヨットが出ました。クラシック系も負けていません。造船所曰く、羊の皮をかぶった狼だそうです。

  
  ジョセフィン

スターンに国旗が掲げてある通り、建造はオランダ。彼らはクラシック系が好きなのかな?これをイタリアンのように水線長を伸ばせば、もっと速くなるんでしょうが、このデザインが良いんでしょうね。私も好きであります。今度当社で扱うEAGLEヨットと似ています。でも、これはオールカーボンで非常に軽い。

ポイントは重量、一般沿岸クルージング艇に比べたら、1/4近くの重量です。それで、セール面積はと言いますと、クルージング艇より少し小さい。セールハンドリングはし易く、それでも、遥かに速い。なんだか、クラシックで優雅な感じですが、とんでもなく速い。それが売りのようです。SADR値
38もあります。すげ〜って感じです。

一体どこまで行くのやら? 実に面白いですね。やっぱり欧米ははるか先を走ってます。日本はおいてけぼり? 日本は技術はあるんですが。技術では遊べません。遊ぶのは心。、もっとリラックスして、人生を楽しみましょう。 そう言えば、先日誰かが言ってましたが、世界で、フェラーリを街中で最も見かけるのは東京だそうです。高級車は売れているそうな。

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