第四十四話 デイセーラークルージング

セーリング主体でデイセーラーを楽しむ。これでOKなのですが、年に1回とか、ちょっとどこかに出かけたくなる時もあります。それが本格的なロングでは無く、それこそデイセーリングの積み重ねなら、これでクルージングに行く事もできます。ロングの場合は燃料の量とか、水の容量とか、積載する荷物の量とかが重要になりますが、その日のうちにどこかに寄りながらのクルージングなら、あまり気にする事はありません。燃料も水も行った先で補給ができますし。寝るだけなら、キャビンも充分にある。たまにホテルに泊まって、快適に過ごす事もできる。

クルージングの殆どの場合は沿岸の、デイセーリングの積み重ねによるクルージングが殆どです。という事は、デイセーラーヨットでも殆どはカバーする事ができます。おまけに、日常のセーリングは面白いと来てます。それに、デイセーラーの船体は頑丈に出来てます。

デイセーラーという言葉が、あるイメージを与えてしまいますが、昼間用で、夜間航行の設備は無いと思っていたとか、クルージング用としては考えられなかったりです。でも、ちゃんと夜間航行の航海灯はついてますし、キャビンにも照明はついてます。デイセーラーという言葉から来る解釈でしょうが、他に適切な言葉もありません。

デイセーラーは主にはセーリングを堪能しますが、クルージングもショートで沿岸なら問題が無い。
燃料や水さえ補給できれば、荷物が多くなければ、寝泊りするキャビンが狭いものの、寝るには充分ありますので、勘違いの無いようにお願いしたいものです。但し、船内で本格的に料理などされるには、ちょっと向きませんが。

という事は、考えてみますと、殆どの方々の使い方であるショートクルージングにも対応する事ができる。その上、セーリングが面白いとなりますと、殆どの方々にとってはデイセーラーでも行けるという事になると思う次第です。ただ、本格料理、別荘的、ロング、大人数での旅、そういう事を除けばですが。

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