第二十五話 アマチュアセーリング

プロはそれで稼ぐ人です。アマチュアは稼ぐ事を目的とはしていません。自分の楽しさや面白さを得たいだけです。ですから、自己満足と言われようが、そんな事は余計なお世話であります。自分が面白ければ良い。ただ、何か不満を持ったりする事もあります。その時は誰かに聞くとかして新しい知識を得ます。その時、これまでは自己満足に過ぎなかったのかと思う事もあるかもしれません。でも、そんな事は構わない。プロじゃ無いんですから、その時楽しんでいたのならそれで良い。

世間はどうでも良い。自分が楽しければ良い。ゲストを楽しませるのも、自分が楽しいからです。
ゲストに喜んでもらう時、楽しいです。他に、もっと違うやり方があるかもしれません。でも、今は、そんな事知らないわけで、それはその時が来たら採用します。

どこまでセール操作をするか? それも自分が知ってる範囲で、知ってる事をします。しかし、意識がセーリングにある時、ある疑問がわいてきたら、その為の知識を得ます。そして次に試してみます。そうやって進めば良い。

上手くなれば、そのレベルの面白さが出てきます。多分、上手くなるというのは、楽しさというより、面白さの追求ではないかと思います。でも、どんなレベルでも面白さがあり、面白さの違いはあるでしょうが、一気に高度な面白さを得たいと思っても無理ですから、今の面白さを満喫していく事がレベルアップに繋がり、終わりはどこまで行くかは解りませんが、そんな事はどうでも良く、面白さを自分ができるペースで獲得していけば良い。それがアマチュアのセーリングだろうと思います。隣の人の方が自分より上手いかどうかなんてどうでも良い。ただ、その上手い人に尋ねる機会も出てきます。時が来ればその時で良い。時が熟していないのに聞いても解りませんし。

自分の楽しさと面白さを意識して、楽しむ時はおおいに楽しんで、面白さを追求する時は真剣に本気のセーリングをする。そうやって、10年遊んでいきますと、10年後はどんなセーリングを味わっているでしょうか? 無駄のない、滑らかな動き、しかもいとも簡単にやってのける。力も要らない。そんなセーリングになっているかもしれません。高度な自由自在感を満喫しているかもしれません。あこがれますね。

どこかに行きたいとは思いません。個人的意見です。その場所よりも、そこへの長丁場が面白くない。それより、目の前の海で、自由自在感を感じたいです。

アマチュアセーラーとしては、関わるヨットに関して、何か一点、面白さをどこかに持つ事で、全体を楽しむ事ができるかと思います。もちろん、御勧めはセーリングです。セーリングから面白さを獲得する事さえできていれば、他の事も楽しめるかと思います。いつも言いますが、セーリングさえ堪能していれば、他の機会にピクニックだろうが、宴会だろうが、クルージングだろうが、レースだろうが、何でも楽しめる。そう思います。何か一点が無いと、全体がぼやっとした感じになるような?

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