第五十九話 デイセーラークルーザー

30フィート前後のデイセーラーでキャビンがあると言っても、それはそう大きくはできません。そういう意味ではショートクルージングの範囲という事になると思います。あくまでキャビンの広さからの事です。

でも、それが35フィート、40フィートと大きくなりますと、いくらデイセーラーと言いましても、必然的にキャビンは大きくなっていきます。それらは、デイセーラーとしての機能を持ちながら、キャビンが広くなった分、クルージングとしての機能を拡大させます。その一部をご紹介します。

   M 36 
   アメリカ東海岸の造船所、セミカスタムで
   建造されます。

   その他、M 42、M 52があります。







   B 38
   イタリアのブレンタ氏によるデザイン。

   他のモデルは B 42、B 52、B 60
   このモデルはクルーザーというより、でかく
   なってもレース色が濃いですね。イタリア
   人らしい。







   Arerion 38
   ご存知アレリオンです。

   現在、アレリオン41プロジェクトが進行中
   です。











   Friendship 40
   これは企画はアメリカですが、建造はニュー
   ジーランドです。

   他のモデルは53と75 もうデイセーラーと
   は呼べませんが、そこから発展したモデル
   です。







   Eagle 44
   オランダです。このヨットは44フィートですが
   キャビンは小さいです。ウィークエンダーと
   言っても良いかもしれません。

   他のサイズは36があります。







その他、ヒンクリー、バルチック、セーバー、ワリー、もこの手のヨットを建造しています。大型になるとセールも大きくなりますので、電動ウィンチを駆使して、シングルを可能にしています。いずれもハイパフォーマンスである事は言うまでもありません。また、キャビンが大きくなるとは言え、それはクルージング艇を目指しているわけではありませんので、クルージング艇ほど大きくなるわけではありません。何せ、セーリングありきですから。

今日の一曲 ジェシー クック & ソフィー ミルマン Fragile

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