第37話 前回の続き

装備品についても同じ事が言えるかもしれません。キャビンも本当に大きいのが必要か?
冷蔵庫、プレシャーウォーターが必用か、ギャレーが必用か?ファーラーはどうか?不要だ
と言っているのではありません。自分にとって必用か?という事です。            

外洋艇が必要か?速いヨットでクルージング主体でいけないか?50フィートをシングルで
乗るのは無理か?セールはいつもジブとメインの両方上げないといけないのか?ベテラン
ヨットマンは何でも知っているのか?彼らは正しいか?30フィートが最も良いサイズなのか?
いろいろ疑問は出てきます。参考にはして下さい。でも、それが全てでは無い。     

あるオーナーは実にユニークな方です。既成概念にとらわれず、もう20年以上のベテラン
ですが、自分の経験から25フィートぐらいが自分には一番合っていると知っています。それ
にたくさんの工夫をされています。最高,同時に4枚のセールをはって走ってあるのを見た
事がありますが、ディンギーのセールをもらって、自分で加工して、上げてありました。本人
曰く、遊びだもんの一言。また、50フィートオーバーのヨットをシングルで乗っている方もお
られます。普通では考えられない。でも事実です。できないと思うからできない。実に、自由
ではないですか。                                           

これからヨットを楽しみたいと思う方。でも、自分にできるかという不安に思う方。問題はいか
にヨットが難しいかという所にはありません。楽しむ意思があるかないかです。現実が問題
では無く、不安が強いか、楽しみたいという欲求が強いかだけの問題です。意思があれば
誰でもヨットを楽しむ事ができるのです。考える前に行動して下さい。時間はどんどん過ぎて
行きます。何でも、できる時に実行あるのみです。全く経験が無いとか、そんな事はその気に
なれば何とかなるものです。意思の問題です。                          

ヨット人口がどんどん増えますように!


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