第八十八話 レースというソフト

   
   

ある一部のオーナー達によってレースは支えられてきました。その反対側でレースには全く興味ないというクルージング派の方々が圧倒的に多い。でも、そのクルージング派の方々で本当に旅をいつも満喫している方々は少ない。だから圧倒的に多いクルージグ派が乗らないからマリーナでは動かないヨットが多い。これは問題です。

動かないヨットが多いという事はヨットを楽しんでる人達は少ないという事になり、現役オーナーが楽しんでいないなら若い世代がヨットに来るわけが無い。それでは世代交代はできません。若い人たちをヨット界に呼びたいと思っても今の現役が楽しんでいないんですからそんな世界より世の中にはたくさんの面白い事がある。と若者はそっちの方向に向いていく。

長年セーリングをしようと言ってきました。でも、人に寄ってはそれだけでは駄目な様で、じゃあ、地元で参加できるレースに参加してみてはどうでしょうか? そのレースに参加して面白くする為にはセーリングを日頃からやってる事が必要です。だから日頃からセーリングを求め、そしてレースに参加して他の艇と一緒に走る事でより自分のセーリングが明確になる。レースは勝か負けるかですがそれだけじゃない。たとえ優勝しなくても他の艇との走りで追い越す喜びとか追い越されるくやしさを味わう事ができます。

欧米人はキャビンで遊ぶのが上手です。長い時間おしゃべりして楽しむ。キャビンはそんな欧米人の楽しみ方に沿った形で発展して来ています。それは日本人とは違う処だと思います。もちろん日本人だって同じ様な楽しみ方もしますが、そんなにキャビンを使いこなしているとも思えません。

それで日本においてはセーリングをお勧めし、必要に応じてやっぱりレースもお勧めなんだろうと思います。本格レースじゃ無くても良いし、ロングレースじゃ無くても良い。地元で他の艇と一緒に走り競う事によって知識を得、自分で考え、実践からまた何かを得る。そういう遊び方が日本人には合うのかもしれません。もちろんその合間にはセーリング以外もやります。要は何を基軸にするかですが、まずセーリングがあって、その為にレースがあって、合間にピクニックがあって、旅がある。

という事で年に1回か2回かレースに参加してみてはいかがでしょうか? 自分のセーリングの目安がつく。どれだけ自分が一生懸命になれるか?もし面白かったら日頃はセーリングをやりますね。そして多くの方々が楽しんで活動的になると若者だってヨットに興味がわいてくるんじゃないかと思うのですが? もちろんクルージング艇で参加して良いんです。海外ではクルージング艇だけのレースもあります。これからいろんなタイプのレースが企画されると面白くなるかもしれません。シングルハンドレース、ダブルハンド、必ず女性を乗せるレース、順位以外に参加艇から最も美しいヨットを選んだり、いろいろ考えてソフトを充実させると良いかもしれません。レースはレーサーの専売特許じゃ無い。ヨット遊びのひとつの方法です。ソフトのひとつです。また、自分達で始める事もできるかもしれません。最初は知り合いの方と2艇でできれば御の字です。それが3艇になれば最高です。何とかソフトを創っていければ良いなと思います。


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