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広いキャビンに多くの装備、それが今日のクルージング艇です。ボートショーに行っても営業マンはキャビンの広さと装備の事ばかりを強調する。でかくなって装備が増えると重くなるしセーリングにも影響が出る。幅の広いヨットは節水面積が大きくなって抵抗が増えるし、ヒールすると水線以下の形状が大きく変わってしまう。キャビンに奥さんは喜ぶかもしれないが、どうせヨットにはそのうち来なくなるのです。女性は紫外線が嫌いなのですから。、欧米では家族行動が多いですから、そうなると奥さんを喜ばせないと売れない。これは以前ある造船所の人から聞いた話です。だからキャビンを充実させる。もはや男のロマンなんてどこにある?
豊富な便利装備があるんだから以前よりもっと頻繁にヨットが出ても良いはずなのにそれが無い。むしろ昔の方がみんな頻繁にヨットに乗っていたと思います。何故こうなるのか?恐らく全長の割にボリュームがでかすぎる。そのボリュームに圧倒感を感じてしまうからではなかろうか?気軽さが失われていないか?
昔はセーリングに対していろいろ試行錯誤して乗る人達が多かった。別にレースに出るからでは無くただセーリングを楽しむ人達が多かったのだろうと思います。だからアフターセーリングにヨット談義があっちこっちで盛んに行われていた。それがヨット仲間のコミュニティーを創っていた。でも今はバラバラです。多分、知らず知らずのうちにセーリングから少し距離を取ってきているのかもしれない。それでは長続きしない。キャビン優先ではそうしょっちゅうは乗れない。
今後の日本のヨット界を盛り上げるにはやはりセーリング優先という考え方に戻る方が良いと思います。そしてセーリング談義が流行る様になると良い。セーリングが流行るときっとそうなると思います。どんなにキャビンが充実しようが、海をシャーっと走る感覚の方が面白い。日本人は欧米人とは違いますから。
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