第二十九話 New Eagle 37


      

シングルハンドデイセーラー、イーグル37です。こんなヨットは眺めているだけでも美しい。それこそ彼女と二人で優雅なセーリングと洒落る?・・・  現実は兎も角、そんな気分にさせてくれます。クラシックとモダンの融合は見事です。流石は、Hoekデザイン。

先日、データが発表されましたが、それを見ますと、このヨットは優雅なだけではありません。排水量は軽く、何と3tです。流石は最新技術、それに対してセール面積は59uあり、SADRは28に及びます。これは速い。まさしく、クラシックスポーツカーって感じです。

標準はアルミマストですが、カーボンマストにも変更できますし、ブームファーラーにも可能。もちろん、電動ウィンチも可能です。つまり、この高いポテンシャルをどういうスタイルで走らせるかは、オーナーのご希望次第というわけです。ただ、キャビンは大きく無いので、大勢での泊まりは無い。そもそもそういう想定はしていない。少人数で短時間、せいぜいワンオーバーナイト以内ぐらいの気軽さが良いんじゃないでしょうか?



ヨットには、それぞれに使い方の違いがあると思います。大海を目指すヨットもあれば、このヨットの様に、帆走性能を重視して、近場中心に、本気セーリングからゆったりまで楽しむヨットもあります。いろいろあるでしょうけど、忙しい方にはデイセーラーをお薦めします。これなら気軽に週末を楽しめます。但し、こんなヨットはいつも綺麗に磨いておきたいですね、特に、チークデッキが標準ですから、ポイントはこれですね。それさえ維持できれば何十年経っても見劣りする事は無い。むしろ、使い込んだ美しさを醸し出す。一生ものです。

来年の初め頃に第一号艇が進水するそうです。既に売却済だとか。どんなオーナーなのかな〜?

次へ       目次へ