第百話 デイセーラースタイル



      
デイセーリングのスタイル、高い帆走性能で美しい事、その美しいヨットをピカピカに維持しながら、美しく走らせる事、そういうスタイルです。走りと美しさが重要と考えます。そして、もちろん、操作も容易であり、気軽に出せる事が加わります。思い立った時に、何の躊躇も無く出せる気軽さが重要です。

そんなヨットを自由自在に走らせるフィールドは、多分半径10マイル以内ぐらいでしょうか?旅を楽しむには狭いかもしれませんが、セーリングを楽しむには十分な広さ、そこを優雅に、時にスリリングに、セーリングそのものを味わいます。自分の海を知り、自分のヨットを知り、自分自身を知る。

頭も使うし、感性も使う。諸行無常と言いますが、あらゆるものが変化し、だからこそ、そこにいろんな受け取り方があります。変化こそが面白さであり、いつも同じなら面白くありません。だから、その変化をどう受け止めるかこそが、面白さだろうと思います。

デイセーラーのセーリングは、その変化を味わい、それにヨットがどう反応し、そして自分がどう対応していけるかを味わい、楽しむものです。それを気軽に、そしてどう美しく走らせるか。それを楽しんで行くのがデイセーラースタイルだと思います。知識に挑戦し、感性に挑戦し、挑戦し続けていく面白さ。旅としての醍醐味とはまた違ったスタイルです。




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