第五十六話 外洋艇ラインアップ

当社はデイセーラーのイメージが強いのですが、外洋艇も扱っています。セーリングはデイセーラー、沿岸クルージングから外洋までをこなすのがセーバーヨット。ただ頑丈というだけでは無く、取り回しのし易さ、帆走性能等も重視されます。

   セーバー386
   この外観を見ても解りますが、デザイン
   は米国東海岸のトラディショナルな雰囲
   気、クラシックでは無いが、ヨーロッパ系
   のデザインとは明らかに違います。

   品質面ではセーバークオリティーと称さ
   れ、折り紙つき。外洋に対する強靭な船
   体とバランスの良さは時化に対する安心
   感へと繋がります。

   外洋艇であっても、帆走性能にも配慮し、
   行動範囲を広くする事ができると考えて
   いますし、その取り回しの良さによって、
   沿岸の旅をするにしても、扱い易い。
   一生物としてのヨットです。

  








   セーバー426
   セーバーヨットを求める方々は、過去に
   長いセーリングの経験を持つ方ばかり、
   その長い経験から、いろんな価値観が生
   まれます。

   セーバー社では何でもかんでも標準仕様
   とするのでは無く、オーナーのこだわりに
   対応する為、豊富なオプション設定をして
   います。

   例えば、インナーフォアステーやセルフ
   タッキングジブ、ファーリングメインその他
   オーナーがどういう乗り方を望まれるかを
   プロダクション艇ではありますが、可能な
   限り対応しようという姿勢があります。

   従って、大量生産はできません。








   セーバー456
   セーバーヨットのフラッグシップ艇です。
   この種のヨットは、たとえオーナーが変わ
   ろうとも、何十年も長く使う前提での建造
   がなされています。






セーリングを気軽に味わうならデイセーラーがピッタリですが、ロングの旅を重視するのなら、セーバーヨットがお奨めです。たとえ、外洋に行かないにしても、沿岸であっても、時化られた時にも安心感があり、頼れるヨットです。

セーリングを楽しむか、旅を楽しむか、それぞれの目的において、どういうヨットが良いのか。平常時なら何でも良いのですが、海は常に変化し強風も時化もあります。そういう時にどういう事になるのか?デイセーラーにしても、外洋艇は尚の事、重要な事かと思います。

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