第三十五話 E ヨット

以前にも紹介致しました、アメリカのE セーリングヨット。ハイパフォーマンスのデイセーラーというコンセプト。それが最近、もっと過激になって、新しいセールプランに変貌しています。

   それが左の写真。カーボンマストにバックス
  テー無しで、メインセールはアメリカズカップ
  のそれ。わずか2.67tの重量に、43%の
  バラスト比。

  セーリングに目覚めたセーラーは、ますます
  スピードを求めてきています。そして、これら
  を簡単操作で行えるという具合です。もちろ
  ん、ジブはセルフタッキングです。

  アレリオンから始まった、デイセーラーコン
  セプト。レーサーの方では無く、クルージング
  の方にもっとセーリングを楽しんでもらいたい
  そういう事で、思い切ったキャビンの狭さで
  デザインされたのが、市場に受け入れられる
  事が分かった。多分、キャビンの大きさが
  一般クルージング艇がどんどん大きくなる時   代に逆行したデザインですから、一種のギャ
  ンブルだったかもしれません。もちろん、アレ
  リオンも最初は苦戦してきました。それが、
  徐々に受け入れられてきました。やはり、
  セーリングは面白かった。簡単な操作で、セ
  −リングが楽しめる。シングルでもOK.
  そうなりますと、もっと速くという具合になるの
  でしょうね。



E33でスタートしたこの造船所は、E24、E27、そしてE44を発表しています。いずれも過激なセールプラン。果たして、市場はどう受け入れるのでしょうか?

   

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