第四十話 WALLY NANO
![]() から新しいデイセーラーがついに完成、進 水しました。37フィート、幅がわずか8フィー ト6インチ、重量は2.3tしかありません。カ ーボンを使ったハル、マストももちろんカー ボン。デッキにはクラシックのイメージか、チ ークが全体に貼ってあります。いかにも、ワ リーヨットのデザインと言いますか、同じクラ シック系でも独特です。 操作はすべてボタンひとつのハイテクヨッ ト、超軽量のハイスピードボート、バラスト 比は50%です。まあ、楽にできて、腰が強くて、すっ飛んで走るでしょうね。好みはともかく、こういうヨットもおおいにありでしょう。 ヨットに対する考え方によるかもしれませんが、車にしてもレースをするF1とかのレーシングカーがありますが、そこに一般が乗るスポーツカーがあります。それと同じように、ヨットの世界でもこういうヨットが登場するのは必然かと思います。しかも、ひとりでできるというのが味噌です。ひとりで全てができるなら、何だってできる。 スポーツヨットですから、走るのが専門です。でも、プロじゃなくても、楽に快走を味わう事ができる。欧米ではそういう嗜好が増えてきました。これもひとつの流れ。通常のクルージング艇では味わう事の出来ない走りがそこにあります。こういうヨットを選択するのは、日本ではまだまだ難しいかと思います。しかし、車と違って、使い方を考えれば、こういうヨット、ここまで行かないにしても、デイセーラーというコンセプトは実に面白いと思うのですが。 しかしながら、時間の問題で、日本においても、時間がもっと経てば、選択肢にはいってくると思います。それが楽に選択できるようになるかもしれません。でも、それには時間が必要なのでしょう。でも、確実にこういう流れはあると思います。ゆっくりではありますが。 |