第十八話 視点

どこを、どう見るか、同じ物、事でも人によって視点が違います。それがその人特有の考え方になりますし、個性でもあります。間違った視点というのは無く、違う視点がある。視点が違えば、発想も違ってきます。

関東の方が沖縄にヨットを置く。なんて事は普通では無い。しかし、発想を変えれば何でも無い事になります。ある方は数年おきにホームポートをあっちこっち変えて、その地域を遊んでいる。そういう方もおられます。世界を旅する方にとっては、東京と沖縄ではご近所さんになる。アメリカでの事ですが、ニューヨーク在住の方がフロリダにヨットを置いてたり、ある人はフランスに置いてるという人も居ました。その方々の生活スタイルによるとは思いますが、どこに置くかは、現代の交通機関をとってみればたいした問題では無く、自分の生活スタイルによっては、どこに置いても構わない。どれだけ楽しめるか、どんな風に楽しめるのか、そういう事だろうと思います。この先、ひょっとしたら、みんながあっちこっちに置くようになるかもしれません。多くの方々がそうなってきますと、それは何でも無い事になります。今は、そういう発想を持つ方だけが、独自な方法で楽しんでおられます。

できれば自宅の前に置きたい。そこまで行かなくても、すぐ近くに。それが普通です。しかし、近くにあるからと言って楽しめるとは限らない。場所を変える事によって、違った視点で見る事ができる場合もあります。そんな事を考えながら、先日、沖縄へ行ってきました。多くのクルージングセーラーがあこがれる、いつかは行ってみたい場所です。美しい海は今更ここで写真を掲載するまでも無く周知の事です。

沖縄にヨットを置いて、飛行機で飛んで来て、ヨットライフを満喫する。そんな発想も有りではないでしょうか?実際、数多くの飛行機便が毎日飛んでます。東京からですと2時間半ぐらいでしょうか?それで日本語の通じる南国へ。そういう費用を使ってでも、行く価値はある。なんせ、保管料は安いので、飛行機代やホテル代やら、東京に置く事を考えれば、お釣りが出てくる。参考までに、那覇の宜野湾マリーナでフィート約1万、設備もちゃんとしてます。その他にもあっちこっちにマリーナがあります。

 

行って見ますと既に関東圏からホームポートを沖縄にしてあるヨットがいくつもあります。解っている人はすでにやっている。でも、メインテナンスや台風なんかが心配ですね。そこで、現地業者さん達と話し合ってきました。そういう皆さんのご心配を、お世話していく計画です。

日常のメインテナンス、クリーニング、台風時の対応、ひょっとしたら、空港へのお出迎えから、ヨット教室、オーナーがヨットを知らない友人に貸された時は、キャプテンを手配、そんな事もできるでしょう。現地でチャーターもありますし、それでレースに参加も可能です。

遠くにあれば、回数は少ないかもしれませんが、濃厚なヨットライフが満喫できると思います。何も永久にそこに置く必要も無いわけです。それと、現地でチャーターヨットやってる業者が居ます。そことも繋いでいきたいですね。まずはチャーターヨットで試してはいかがでしょう?そんなお手伝いができればと考えております。後日、HPに掲載する予定です。

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