第80話 ジャズ
昔からジャズが好きでよく聞きました。楽器にも挑戦しましたが、これは才能が無い事
が解りました。ご年配の方々にはジャズが好きな方は多いと思います。

音楽というのはハーモニーですね。和音が大切です。ドミソとかレファラとか、そういうや
つです。もちろん、実際はもっと複雑、童謡なんかはシンプルなドミソとかの三和音と言い
ますが、こういう和音です。聞いていてもとても安定していて、やさしいです。

ジャズにはもっと複雑な和音が用いられます。そして重要なのはテンションノートといわれる
ちょっとはずれた音をうまく混ぜ合わせる事なんですね。テンションノートは和音がわずか不
協和音となる。これで緊張感を聞く人に与えるわけです。まったくはずれたらいけませんが。

この緊張と緩和の繰り返しなのです。安定ばかりしていると飽きてきます。これをうまく混ぜあ
わせてアドリブで演奏する。これがたまらなく感動を呼び起こす。結局、ジャズ以外でもそうで
すが、緊張と緩和が混ざり合ってはじめて人々を魅了する。

釣りもそうですね。同じです。だから好きな人は多い。獲物だけが目的なら釣りなんて効率悪い
ですよ。緊張と緩和を楽しんでいるのではないでしょうか。スポーツもそうです。人が求めるもの
には必ず緊張と緩和がある。パチンコだって、ゴルフだって同じではないでしょうか。

緩和だけを楽しもうとすると、これはつまらなくなります。飽きてしまいます。人間はそういう風に
できてるんじゃないですかね。毎日が平凡だと何かをしたくなる。緊張感を求めてるじゃないでし
ょうか。でも、緊張感が度を過ぎると、緊張ばかりだと苦しくなる。

ヨットには緩和だけしか求めない人が多いのではないでしょうか。だから飽きてくる。セーリング
を真剣にやると緊張感が出ます。だから面白いのです。そしてその緊張感は自分の各レベルで
味わえる。こんな面白いもの無いですよ。今はだんだん小さなヨットは見向きもしなくなりました。
でも、手軽に、近場で緊張と緩和を味わうには小型艇の方が面白い。でも、まあ、あまり小さくても
何ですから、キャビンも多少ほしいのもわかります。諸事情を考えて、ずばり25フィートからせいぜい
30フィートぐらい、今の新しいヨットなら30フィートでもちょっと大き過ぎるかなという感じがします。
デイセーリングなら充分でしょう。


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