第十四話 12,095

平成16年度までのヨットの在籍数です。モーターボートが約25万艇居ますので、ヨット
の数は実に少ない。でも、興味ある人は多いです。特に、最近では定年前の方々がヨ
ットに興味を持つ人は少なくは無い。しかしながら、実際に入ってくる方々は多くは無い

まずはどこから初めていいのか解らないというのがあるでしょう。興味持ったは良いもの
のどこに連絡したらいいか解らない。それから、もうひとつは難しく見える事です。こういう
ハードルが高いという事が、ヨットの増加を妨げている。ハードルを低くして、より多くの
方々をヨットの世界に招待したいのですが、なかなか事は簡単ではありません。

実際ヨットは非常に面白いもので、ボートで釣りをしたい人は多いのは釣りが面白いわけ
で、それにひけを取らない面白さがある。でも、それを解るには、ヨットに乗らないといけま
せん。釣りはボートを始める前に経験できるので、この違いは大きい。

最近のヨットはでかいのが多く、昔ならいつかは30フィートという話もありました。という事
は今はそれ以下のヨットが多かった。だんだんサイズが大きくなってきて、それが当然の
ようになると、造船所も小さいヨットは造らなくなる。実際、30フィート以下のヨットを選ぶ
種類が少ないです。おまけに大きくなると価格も高くなる。初心者も車は買い換えるものの
ヨットは買い換えるという前提はもっていないので、おまけに周りを見渡すと大きなヨットが
おおいので、最低これぐらいはほしいという大きなサイズになっていく。それが可能な人は
良いが、それで諦めるという人も居るだろう。

海外では小さなサイズというのも結構ある。しかしながら、輸送コストなどを考えた場合、
なかなか輸入して販売していくのは価格が高くなる。そういう傾向にありながら、何とか
小型ヨットがもっと増えないだろうかと思わずにはいられない。もはや21フィートなんて
誰も見向きもしないし、25フィートあたりになっても、なかなか選択数は多くない。
実際、大きなヨットの方が全てにおいて良いのかというと、そうとは言い切れない。近場の
セーリングなら、取り回しがしやすいヨットの方が楽でいい。それに帆走も自由自在に操れ
るようになる。これはこれで良いと思うのです。

ちなみに、本年度の新艇ヨット、4月以降、10月までの進水は76艇だそうだ。7ヶ月です
から約11艇平均/月、このまま行って、年間130艇ぐらいになる。おっと、これは以前よ
る少し増えてきてます。平成16年度は94艇でした。ちなみにボートは4,000艇が進水
してます。まあ、少ないとはいえ、昨年よりは増えてきた。まあ、良しとしましょう。

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