第三十八話 操作を楽しむ


      
ビール8.8

美しいデザインのヨットを、自由自在に走らせる。デイセーラーのセーリングはこれに尽きます。最近、秋の気配を感じてきましたね。セーリングには最適です。宴会の為では無く、旅の為でも無く、滑らかなセーリングを自由自在に味わう。

これで充分だと思っています。その他の事はどうにでもなる。いつでも、気分が向いたら、ちょっとセーリングを味わってきます。この時のセーリングはどうでも良いわけじゃ無い。自由自在で、滑らかで、スイスイ走る。独りだろうが、二人だろうが、本気セーリングだろうが、ピクニックだろうが、上質のセーリングを味わいたい。

これは、まるでスポーツカーに対するフィーリングと同じです。スポーツカーだったら、二台目、三台目かもしれませんが、ヨットは実用性無いから、最初に来て良い。いろんなヨットがありますが、楽しいヨット、面白いヨットが良い。便利なヨットは面白く無いから。

デイセーラーを乗りこなして、スイスイ走りたい。それだけなんです。ちょっと行ってくる、という感じかな。モダンデザインも良いけど、クラシック系も魅力的だ。ついつい振り向いて見てしまう。これ、海外での美しさを表すフレーズです。実際、良くあります。セーリング中にすれ違うと、声を掛けられる事もあります。タモリカップの時は、タモリさんにも、美しいと言われた事があります。

美しさなんてのは、セーリングには関係無いんですが、ヨット初期時代じゃあるまいし、美しさは重要です。まあ、でっかくて便利装備で、どこにでも旅を満喫できるか、或いは、美しいヨットを自由自在に操船して、その操船そのものを楽しみます。走っていると、陸上の全てを忘れます。セーリングは癒し、セーリングはスポーツ、もちろん、ピクニックの時はレジャーになります。


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