第七十六話 クラシックデザイン



      
デイセーラーにはクラシック系のデザインが非常に多いです。でも、走りはモダン、それはデイセーラーの特徴ですが、このクラシック系デザインは、時代の変化に左右されないので、何年経っても見劣りがしない。それにその美しさが存在感をアピールします。サイズによる存在感では無く、美しさの存在感ですね。
これはヨットならではの現象の様に思えます。

最新の技術をもって、クラシックなデザインを敢えて施すというのがこんなに多い世界は他にあるでしょうか? しかも、この特徴はデイセーラーに著しい。クルージング艇にもクラシックデザインはありますが、少ないです。でも、デイセーラーには非常に多い。一大ジャンルを築いていくのではないかと思います。

もちろん、デイセーラーには軽快なモダン系もありますが、こちらはスーパースピードに向かってます。これが今後どうなっていくのか? 下手すると、ワンデザインレーサーと同化していくかもしれません。もし、そうなると、デイセーラーはクラシック系だけになるのかも? 

とは言っても、そのクラシック系だって、いろいろあります。だから、面白いですね。パフォーマンスもいろいろです。写真はドイツのクラーク33です。次々に出てきます。排水量は2,850kg(バラスト1,050kg)
セールプランは二つあって、SADRは25.8と23.3です。良い感じです。 

        

次へ       目次へ