第二十三話 アルコナ 465




        残念ながら、デビューしたばかりで、充分な資料がまだ不足しているんですが、アルコナの最大艇で
       あります。仕様的には、これまでのヨットと共通ですが、サイズアップする事によって得られるメリット
       が活かされています。

       排水量は9,550kg セール面積は135.88u(106%ジブ)で、SADRは30.5に及びます。
       この性能のポイントは、やはり排水量の軽さです。もちろん、デイセーラーの方が軽いのは当然です
       が、一般のクルージング艇に比べたら、2,000kg ぐらいは軽いと思います。おまけに、それ以上に
       内装は造りこんでいますので、船体の軽量化がいかに図られているか、このヨットのレベルが伺えます。

       要は、車もそうですが、セーリングという走りを重視したら、排水量をいかに軽くするが重要になり、また
       強度もさらに強化しないと高いパフォーマンスとは言えないという事になります。車もボディ剛性とか
       足回りの強化とか、高いパフォーマンスになれななるほど、そういう周辺の事も重視しなければならない
       のと変わらないですね。その結果、得られるのは、グッドフィーリングという事でしょうが、これがとっても
       重要である事には違いない。その為のパフォーマンスだと思います。質の違いはセールフィーリングの
       違いです。

       クルージングだけなら、こんな必要は無いんでしょうが、でも、ヨットはやっぱりセーリングだと思ってます。
       だから、デイセーラーとパフォーマンンスクルーザーに絞ってます。純然たるレーサーは、また世界が違う。


  
  
  
  
       

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