第七十九話 ヨットに乗らない時

考えてみれば、ヨット乗るより乗らない時の方が圧倒的に多い。でも、乗らない時があるからこそ、乗る事が強調される。そう考えれば、乗っていない時も大事なんだな〜という事になります。そういう事を考えますと、乗る時の思考と乗らない時の思考が同じでは無く、全く切り替わる事が重要かもしれません。私、四六時中、ヨットについて考えておりますが、その思考パターンは切り替える必要があるかもしれません。

それで思う事は、いろんなパターンがあってこそ、それぞれが活きてくる。レースがあるからクルージングがあり、セーリングがある。でっかいヨットがあるから、小さなヨットもある。大勢で乗るヨットがあるからこそ、シングルハンドも価値がある。クラシックがあるからモダンもある。逆もまたしかりであります。

でも、ヨットに乗らない事も大事なんだろうけど、あまりにも間を空けすぎるのも考えもの。自分に丁度良いぐらいのパターンを見つけるのも必要かもしれません。様々な行為には、それぞれ丁度良い間の取り方というのがあるのかもしれません。

日常に仕事しているから遊びがある。引退して、毎日が日曜とかになると、返って、遊べなくなる可能性もあります。だから、引退したら、遠くにクルージングに行けると思いますが、それも簡単な事では無いようです。もし、引退したら、ヨットをメインテナンスする事や知識を得る事を仕事にして、乗る事を遊びとするとか、何らかの工夫は必要かもしれません。

ヨットを趣味にするなら、ヨット以外の何かをもうひとつ。仕事でも良い。仕事引退したら、家庭内の何かでも良い。別の趣味でも良い。ヨットを楽しむ為には、違う何かを持った方が良いのかもしれません。それが互を支え合うのかもしれません。

デイセーリングを軸にしたら、たまにレースやピクニックや宴会や近場のクルージングや、或は、映画見に行ったり、どこかの温泉に行ったり、いろんな事をする方が良いのかもしれません。兎に角、違うパターンも味わう事が、デイセーリングを深く味わう為には必要かもしれません。軸はもちろんデイセーリングなのでありますが。

主食はご飯。でも、おかずもいろいろ味わった方が美味しくいただける。デイセーリングはご飯です。そのご飯をいただきながら、いろんなおかずを工夫する。

このTALKも、殆ど毎日書いて、書き続けてワンパターンに陥ってしまいました。今後は、何とか、間を見つけて、メリハリをつけていかなければと思っています。

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