第三十七話 魅力

何のどこに魅了を感じようが勝手な話ですが、最近のデイセーラーに見られるクラシックなデザインにモダンなセーリングパフォーマンスというブレンドには実に魅力を感じます。

従来のクラシックデザインは外洋志向で、場合によっては見た目がヘビー過ぎる。外洋には良いのでしょうが、セーリングパフォーマンスとして楽しむにはちょっとという感じ。デイセーラーのクラシックデザイン又はトラディショナルデザインは、ちょっと見た目にも軽めのデザインで、パフォーマンスに優れている処に魅力を感じます。

大きなキャビンのボリュームたっぷりのクルージング艇も良いのかもしれませんが、個人的好みとしては、やはりクラシックデザインをベースとしたモダン工法+モダンセーリングパフォーマンスが面白い。見た目に美しく、時代の流れに左右されないし、何しろ乗って面白い。それを自由自在に乗り回せるのは最高だろうと思います。

オーストラリアから、新しいモデルが登場しました。リングル39です。カーボンマストにスクウェアートップメイン。ただ、吃水が2.65mもあるのがちょっと気になります。

        

        

キャビンの内装はご覧の通りシンプル。でも、これで十分だと感じますね、デイセーリングですし。メインスペースはキャビンでは無く、コクピットなのであります。世界で次々に生まれるデイセーラー。従来からのレースとクルージングに加えて、デイセーリング主体という流れを確立しています。

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