第十八話 草野球

プロ野球に対するアマチュアの野球。日曜日に好きな人達が集まって野球を楽しみます。テニスでも、サッカーでも、バスケットでも、バレーでもみんな同じです。好きな人達のスポーツです。

投げて、打って、走って、誰もが一通りはできますので、誰もが楽しめます。でも、上手くなりたいと思いませんか? 上手くなったら、もうちょっと格好良い姿を見せられる。何もダントツになれなくても、少しでも上手いと、良い感じでスポーツを楽しめるようになる。

スポーツとはそういうもんだろうと思います。記録だったら伸ばしたいし、ピッチャーだったらより速い球とか、カーブなんかも織り交ぜられると格好良い。足だって遅いより速い方が良いし、スライディングだってうまい方が良い。そんな事にならなくても、草野球を楽しむ事はできますが、ちょっとでも良いから上手くなれれば良いなと思います。

その為に特別な特訓が必要なら、そこまではしたくない。これが一般的な考え方だろうと思います。がしかし、普通のゲームをちょっと意識的に観察するだけで、少しは違ってくるとしたらどうでしょう? 野球には筋力増加とか必要かもしれないが、セーリングにはそんな事より、頭脳と感性で上達する事ができる。普段のセーリングを意識的にする事によって、頭脳と感性は鍛えられる。そのやり方が問題で、それは以前書いた、意識的セーリングだろうと思います。

操作する艤装をひとつづつ意識的に操作して、使っていけば、そのうち全部使いこなせるようになる。そして統合すれば相当うまくなっている事は間違いない。それは格好良いだろうと思いますね。
普段やってるセーリングを意識的操作にして、良く観察するというだけで、特別に筋力増強なんて特訓は必要無い。

レース以外のセーリングがピクニックセーリングである必要は無いし、ピクニックは確かに楽しい。厳密に言いますと楽しい時もある。それは風の具合や誰と一緒なのかに寄ります。そして、そんな都合の良い日はそう多くは無い。だから、たまに楽しいのであります。

それはそれとして、面白いセーリングも手に入れたい。それには上手くなる事。上手くなるとピクニックの時だって、余裕だし、格好良い。だから、いつも言います。セーリングはレーサーの専売特許じゃ無いだろう。

草野球も草セーリングも、面白くプレーしたい。それには、ちょっとした努力も必要であります。自分さえその気になれば、誰もが上手くなれる。乗る回数が多くなって、意識的セーリングをすればすぐに上手くなれる。是非、うまくなってほしいです。そして、格好良くピクニックセーリングもこなして頂きたい。

ゲストを料理でもてなすとか、でっかいキャビンでもてなすとか、そういうのも良いでしょうが、上手いセーリング、こなれたセーリングでもてなすのはもっと格好良いと思いますが?これ、目には見えないステータスみたいなもんではないでしょうか?日本中探しても、まず、ヨットに乗れる人は少ない。さらに、余裕で上手ければ、格好良いでしょう。素人のゲストでも以外に感づくものだろうと思いますね。上手い人のヨットに乗りますと安心ですよ。だから、時化ても、安心して遊べる。オーナーに従っていれば良いんですから。

という事で、うまくなりましょう。それを面白くやりましょう。普段のセーリングが遊びであるし、同時に練習にもなります。遊びながら練習できるんですから、セーリングは良いですね。ゲストを招待したらピクニック、シングルの時は練習的遊びと使い分けては如何でしょうか?ヨットを持て余している姿は格好悪いですからね。格好良くなりましょう。

最近の草野球はかなりレベルが高い。みんな上手いですね。テニスだってサッカーだって同様です。昔のレベルとは違います。みんな格好良い。

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