第二十一話 ノルディックフォークセーリング

先日、午後から暇ができましたので、ノルディックフォークでセーリングをしてきました。風は3mから上がっても5mぐらい。そう寒くも無く、まあ、風はあまり無かったですが、それなりに快適でした。

  ジブとメインのカバーを取って、ファーリング
  ジェネカーを巻いたまま上げて出航。

  この時期はマリーナの出口の正面に海苔網
  が広範囲に設置されていますので、しばらく
  は機走。









  フラクショナルリグでジブハリヤードはジャン
  パーの位置から出ていますが、スピンハリ
  はほぼマストトップから出てます。












  まあ、のんびり、あまり風はありませんが、
  フリーボードが低く、海面が近いので、スピー
  ドを感があります。それなりに面白いです。
  この時出ていたのは平日ですから他に2艇
  のみ。殆ど独占状態。










  ちょっと見えにくいですが、ジブシートにブロ
  ックが通っているのが見えます。ジブシートを
  さらに内側に引き込みたい時に使います。
  バーバーホーラーです。











  帰りにはジェネカーを展開、微風でも、俄然
  スピードが上がって、面白くなります。
  
  このジェネカーのシステムはドイツのバーテ
  ルというメーカーのもので、ドラムはステンレ
  ス製シンプルな構造で、展開も巻き取りも実
  にスムースでした。








  この時はシングルで出たので、なかなか良い
  写真が撮れませんでした。できれば誰かに
  外から撮ってもらいたかったですが。

  この日の操作は全て自分の手で操作できま
  した。ウィンチハンドルをぐるぐる回す事な
  んかは一度も必要がありませんでした。
  強風になりますと当然必要になるんでしょう
  が、それもジブシートとジェネカーシートぐら
  い。

  



  今日は早々に帰ってきましたが、大人の
  ヨットですね〜、っと一声かけられました。

  ちなみに、バウ側に茶色のポールが出てい
  ますが、これはスピンポールでは無く、ウィス
  カーポール。ジブを外に張り出す奴です。
  まあ、使いませんが。これを使うぐらいなら、
  ジェネカーを展開した方が楽ですし、面白い。

  このヨットにはジブファーラーを設置していま
  せんが、何ら不自由は感じません。ジブは小
  さいし、巻く事も無い。それに下ろして、その
  ままバッグに入れておけば、なんの事は無い


実は、このヨットにはリーフというものがありません。メインセールにはリーフ無し。造船所は強風になっても、必要無いと言います。それだけ高い安定性を持っています。どうしてもと言うなら、ジブを下ろしなさいとの事。

また、このヨットのキールはロングキール。後進の舵効きは悪い。それで、出航時は、船外機の
ハンドルを左右に向けて、それで舵を取った方が良さそうです。

  船外機はステンレス製のレールがあって、
  この位置までコクピットからテークルを組ん
  だロープを引いて上げられます。
  乗らない時はこうやって。
  セーリング中は船外機を下ろしたままでも、
  OKでしょう。







何もしないで良いヨット多い昨今ですが、このヨットは、バーバーホーラーがあるし、カニンガムもある。もちろん、その他の装備もありますので、いろいろ操作して遊ぶ事ができる。実に安定感もあるし、面白いヨットです。スピード感もあります。ただ、絶対的スピードとしては、今時スタイルのヨットの方が速いでしょうが。でも、面白いヨットです。平日にこうやって遊べるのは役得ですね。
有難い事です。  

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