第十一話 ニス塗装

アレリオン33にニス塗装をしています。最初にチークをサンディングして磨き、ウッドシーラーを塗装しました。これはチークと言う木に、染み込ませて、目留めをします。それからサンディングシーラーで厚みをつけ、最後にクリアーです。もちろん、乾燥、サンディングを繰り返しています。

  サンディングシーラーを何度も重ね

 サンディングして

 最後はクリアーを数回吹付塗装

写真ではあまり解りませんが、輝きと言いますか、艶が全然違います。何度も重ねて、厚みもありますから持ちも違う。これが終わったら、良く乾燥させて、後は船艇塗装とマスト立て。もうすぐです。マストが立って、シート類が設置されると、ヨットらしくなります。

ニスは一液性と二液性があります。一液の方が作業性はやりやすい。しかし、耐候性としては二液性の方が良い。これを先々で塗り重ねるとしたら、二液性の上には、一液でも、二液でも塗る事ができますが、下が一液なら、その上に二液性は塗装できません。これは要注意です。

また、ニスは長期間ほっときますと割れてきたりする事がありますが、できれば、1年か2年に一回ぐらい、軽くサンディングして、ニス(クリアー)を塗り重ねますと、この輝きがずっと持ちます。
写真は、スプレーでクリアーを塗装してますが、ご自分でされる場合は、多分、刷毛塗りになるかと思います。その時はシンナーをたくさん混ぜてやれば、刷毛目が出にくくなる。是非、塗装屋さんに聞いてください。

これだけの量を一辺にやろうとしますと無理がありますから、今日は、ハンドレールだけとか、分けてやる事をお勧めします。無理にやろうとしますと、嫌になってきます?

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