第五十ニ話 リバーシブルウィンチ登場

セーリング中に、ウィンチを巻く機会は多いわけですが、セルフテーリングウィンチなら、片手で巻く事もできます。ところが、シートを出したいとなりますと、セルフテーリングからシートをほどいてリリースという事になります。強風時なら、片手でひょいというわけにもいきません。

それで、以前にもこのTALK&TALKで書きましたが、ウィンチがリリース方向へ逆回転すれば良いのにな〜と書きました。そうすれば、強風のリリース時にも、片手でできますね。

それで、ついに登場です。セルデン社と言えば、マストメーカーですが、他にもデッキギヤ等も造っていますが、同社から、逆回転するウィンチが出ました。これは、すごい事かと感じます。ついに出たという感じです。



 セルフテーリング部は上の写真のようになって
 おります。少しかぎ状ですね。シートを引き込
 む時は、通常通りにハンドルを回す。
 
 シートを出したい時は、ハンドルのボタンを押
 します。すると、ドラムは逆回転するというも
 の。 リリース時に、シートをほどく必要無く、
 セルフテーリングに巻いたままでOKとか。

 これは素晴らしい。

 来年の発売とか。



ハーケンというメーカーがありますが、そちらでは電動ウィンチですが、同じリバースできるウィンチがあります。こちらの方は、ウィンチに付いたスイッチの切替で、リバース回転するというものです。

  左の写真はハーケンの電動

やはり、こうだったら良いなと考える事は、誰でも同じような事を考えている人が居るもので、それを現実化してくれる人が居て、有り難い事であります。このリバーシブルウィンチ、今後は、どんどん採用されていくのではないかと思います。

こういう類の便利さは大歓迎でありますね。強風で、シングルで、風下側のシートウィンチを操作する時、巻き上げるのはまだしも、リリースするとなりますと、ハンドル操作のみではできません。それがこのウィンチなら、そのままハンドル操作のみ。かなりやり易くなります。これは今まで何故なかったの、と言いたくなるぐらい画期的であると思いますね。こんなウィンチを待っていました。

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